2011年06月14日

○○%割引は慎重に

シンプルウェイの大野です。
今日のテーマは多くのお店で行なわれている割引・値引きについて考察します。
ここでは10%割引の意味を考えてみることにします。

※1000円の商品を100人に販売した場合

1000円×100=100,000円(総売上)

※1000円の商品を10%割引で100人に販売した場合

900円×100=90,000円(総売上)

※1000円の商品を90人に販売した場合

1000円×90=90,000円+10,000円分の商品が在庫として残る。(総売上)

当たり前のことですが、10%割引して商品を販売した場合、売上が10%減少します。
同じものを売っても売上が10%減少したということは、粗利・純利益も10%減ったことになります。
これは大変なことです。

何年か前に、某家電量販店が「100名につき1人、会計が無料になります!」というようなキャンペーンをやっていました。
例えばこれを上記のケースにあてはめてみます。

※100人につき1人を無料にした場合

1000円×(100-1)=99,000円(総売上)

※100人につき5人を無料にした場合

1000円×(100-5)=95,000円(総売上)

※100人につき10人を無料にした場合

1000円×(100-10)=90,000円(総売上)


もうお分かりだと思いますが、10%割引をするということは、100人あたり10人を無料にしてしまうと同じ事です。
文章・計算で示すとそんなこと当たり前だ・知っている、と思われる方も多いと思いますが、割引をする時にあまり意識をされてる方は少ないと思います。

計算上ですが、10%割引きをするなら100人あたり5人を無料にする方が5%もお店にとっては得なのです。広告で下記の表記があった場合、どちらに魅力を感じますか?

10%割引!
100名のうち5名が無料!

経営者の大半は無料で商品(サービス)を提供することにかなりの抵抗感を感じると思います。
それに比べると、割引をすることに抵抗感を感じる経営者はかなり少なくなると思います。

割引をする前に、割引のもつ意味を少し考えてみてはいかがでしょうか。
10%割引きは、定価で10人に1人を無料にすることとほぼ同じになります。
実際に紙に書いて試算をして、どのような見せ方をすれば一番効果が出る可能性が高いのか、しっかり考えましょう。

10%割引きをするより、100人に5人が無料!、という広告を出した方が反応がいいかもしれませんよ。

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Posted by つくばちゃんねる事務局 at 20:41│Comments(0)よもやま話
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