シンプルウェイの大野です。
前回はペットボトルを例にした話でしたが、今回はペットボトルのキャップについて書きたいと思います。

今回の震災では深刻なミネラルウォーター不足になりましたが、
キャップ工場の被災はもちろん、キャップの規格がバラバラだったことが増産できない理由の1つだったそうです。

最近ではキャップもオリジナルになっていますし、キャップにキャンペーン等のシールが貼ってあるものも多いですね。
(リサイクルの際は、キャップのシールを剥がさないといけないそうですよ。)

サントリーのサイトには、キャップの口径を大きくした理由がしっかり書かれています。
サントリー天然水』の栓のサイズが他の製品より大きいのはどうしてですか?

サントリーのものではないですが…



左:爽健美茶 右:Volvic



右のVolvicの方が口径が大きいのが分かります。

今回の震災がきっかけで、一定期間「無字無色で統一」するとのことです。
全国清涼飲料工業会HPより」
ちなみに、口径等大きさの統一はなさそうです。大きさを統一させるためには、ボトル本体のラインも変える必要あるので現実的に無理なのだと思いますが。


他社商品と差別化することも大事ですが、危機管理や生産性のことを考えると規格を統一することも大事です。どちらにより重きをおくかは非常に難しい問題だと思います。
個人的には、全てを1つの規格にあてはめるのは難しいと思いますが、口径だけは何種類かに決めるなど、もう少し規格化した方がいいのでは、と思います。
ある程度限られた条件の中でも、知恵を絞れば他社商品との差別化・ブランド化を図ることは可能だと思います。  
Posted by つくばちゃんねる事務局 at 16:34Comments(0)よもやま話